新潟市染み抜き自慢のクリーニング店・稲村ドライ

月別: 2012年7月

空手着の逆汚染処理、家庭洗濯では落とせない汚れを落とすプロの洗い。

クリーニング 前

クリーニング 後

「染み抜き事例」で紹介する ビフォー&アフター画像は、付いているシミの状態を分かりやすくする為に多少の画像処理をする事もございます。
それは、襟や脇のの黄ばみ等の”黄色いシミ”の様なモノの場合、実際に目で実物を見ればハッキリ認識できるような染みであっても、カメラで撮ると黄色の染みが写らなく実物程大した染みには伝わり難いという事が良くあります。
それではビフォー画像とアフター画像の違いが出ないので、カラーバランスを調整したりして出来るだけ実物の状態に近づけて、お客様がイメージし易いようにしています。
今回紹介する事例も、写真で写したモノはイマイチ洗う前の状態が伝わり難い事例でしたので、多少の処理を施しイメージし易く致しました。(クリーニング前の品物は実際もっとくすんで見え、グレーに近い状態でした)

では、何故この道着はこの様な状態になってしまったのか?と申しますと・・・・
練習後に普通に洗濯をしていたのですが、『家庭洗濯の洗浄力の限界』もあり、落とし切れない汚れが蓄積した為と、多少の「逆汚染」が有った為に起こったものだと思われます。

「逆汚染」:普通、洗濯をすれば綺麗になるはずですが、何等かの原因で洗液中に存在する汚れを吸着し、元より異なった色になる現象。

この様な状態になりますと、家庭洗濯では修復は難しいと思われますので、プロにお任せください。

実際に何人かの道場生の方達は、定期的に当店のクリーニングをご利用くださってますので、ご利用頂けていない方の道着よりは綺麗な状態が続いているはずです。
合同練習の時など、沢山の道場生が集まった時には当店でクリーニングしている道着は白く輝いて見えますので、一発で見つける事が出来ると思います。

ポロシャツ、他のものからの移染事故(家庭洗濯での失敗)

染み抜き 前

染み抜き 後

こちらは「家庭で洗濯をしたら”ペン”か何かが入っていて、赤いインクが付いてしまった。」というご依頼でした。
当店の前に他のクリーニング店に依頼したそうですが、断られたそうです。

「インクの移染処理」自体が難易度の高い事例の上、このポロシャツは胸の所から色が分かれているデザインなので移染処理にも特殊な方法を用いました。
幸なことに、移染した部分が下の「クリーム色」の部分が殆どでしたので、胸元のオレンジ色の部分の染色を侵すことなく処理することが出来ました。

家庭洗濯での移染事故などのトラブルでお困りの際は、ご相談ください。

FRAPBOIS(フラボア)バッグ、ワインの染み抜き。県外から宅配便での依頼。

染み抜き 前

染み抜き 後

こちらは千葉県から、宅配便でご依頼くださった事例です。
お話しをお伺いしたところ、「お父様が酔ってワインをこぼしてしまったら、運悪くお子様が大切にしていたバッグに大量に掛かってしまった」ということです。
すぐに近所のクリーニング店へ何軒か依頼されたそうですが、すべてに断られてしまったそうです。
そこで、お父様がインターネットで検索して当店を見つけてご依頼頂きました。

このお話をお電話でお母様から伺った時に、大切なバッグがシミだらけになってしまいショックを受けられているお子様と、何とか元通りに綺麗にしてあげたい!というお父様のお気持ちの両方の想いが伝わり、「とりあえず何とかしてあげたい!!」という気持ちになりました。
(特に、依頼を受けてくれる店を必死でサイト検索されたお父様の想いに応えたいと思いました)

結果はご覧のように綺麗にすることが出来き、お品物を受け取ったお客様からのお礼のお手紙を頂いた時は、本当に嬉く思いました。

衣類の他、バッグなどの汚れ、トラブルなどのお困り事がございましたら、ご相談ください。

簡単シミ抜きレシピ(調味料編)


日常の中で良く付く「シミ」といえば・・・しょうゆ、ソースなどの調味料(食べこぼし)のシミです。
今回は知っておくと役立つ『食べ物のシミの落とし方』の紹介です。
※用意するもの・・・歯ブラシ・台所用洗剤・液体酸素系漂白剤・重曹・クエン酸・タオル・ドライヤー

①「歯ブラシ」に「台所用洗剤」を付け、シミの部分を軽くたたいてなじませます。
この時、下に敷いた乾いたタオルに移し取るようにすると良いでしょう。
②洗面器か水道の蛇口でシミ部分になじませた台所用洗剤を軽くもみ洗いして洗い流します。
ほとんどはこれで落ちますが、まだ薄く残っている場合は・・・
③小皿に「液体酸素系漂白剤」と「重曹」を2:1の割合で混ぜたものを、歯ブラシに少量付けてシミの部分に優しくなじませます。(この時、こすらない様に!毛羽立ちやスレの原因となります。)
④「③」で作った漂白剤を付けたら、漂白剤の働きを良くする為にドライヤーで1~2分加熱します。
⑤「クエン酸」スプーン1杯分を水に溶かしたものをシミの部分にかけ、衣類に合った洗濯をします。
付いて直ぐなら水洗いだけでも落ちやすいですが、時間が経つと色素が残ったり、酸化してガンコなシミになりますので、シミが付いたら早めの処理をおすすめします。

(注)以上の方法は、家庭で洗濯できる衣類に限ります。色の出やすい物や色剥げしやすい物はクリーニング店にご依頼ください。

 

山ノ下通信2012年7月8日掲載

Barbour(バーブァー)オイルドジャケットのお手入れ、クリーニング。

クリーニング 前

クリーニング 後

「ワイルドだろ~~」
今流行りのギャグではないですが、今回お預かりのBarbourオイルドジャケットは、個人的な感覚としてとてもワイルドな印象を受けるアイテムです。
『Barbourオイルドジャケット』は、最悪な北海の気候の中で働く水夫や漁師、労働者の為のオイルスキンの防水ジャケットでしたが、後に悪天候下で働く農民や労働者などにも愛用される様になり、世界中に知られるブランドへ成長。
その品質はエリザベス女王など英国王室御用達の栄誉を授かった100年以上の歴史を持つ由緒ある伝統のブランドという事です。


今回のお客様の要望として
「全体的な黒い汚れは落ちなくても良いが、長く着用していたので汗などの汚れを落としてスッキリさせて欲しい」という事でした。
画像を見て頂くと分かりますが、取扱い表示はすべて×となっております。
メンテナンス方法を調べたところ、「ドライ」「ウエット」どちらの方法でクリーニングしても、少なからず塗布してあるドレッシング(オイル)が落ちてしまうとの事で、洗い上がりの際には専用のBARBOURのオリジナル『ソーンプルーフドレッシング』でプルーフをし直さなければならない様です。

実は以前にも他のお客様のBARBOURのオイルドジャケットをお預かりした事があり、プルーフ用のオリジナル『ソーンプルーフドレッシング』は持っていたので、今回もクリーニングで取れた分のオイルを塗布し、メンテナンスさせて頂きました。

 

(注)現在は再プルーフのメンテナンスは承っておりません。