新潟市染み抜き自慢のクリーニング店・稲村ドライ

染み抜き事例

シルク・ブラウス、家庭洗濯でシワシワになってしまった品物の仕上げ修正。

2012年8月11日

仕上げ 前 

仕上げ 後

 

今回の事例は、家庭洗濯によるトラブルのご相談でお持ちくださったお品物で、
「家庭で洗濯が出来ます」と言われたので洗ったら、シワシワになってしまったので直して欲しい。と、ご依頼頂きました。

素材は「シルク」100%です。
少し前まででしたら、「シルクだから、家庭では洗濯が出来ないからお願いするわね」と、クリーニングに依頼する素材の代表みたいでしたのに、今では家庭でも普通に洗濯をしてしまう様になってしまったようです。

それも聞く所によると、販売するショップの店員さんが、「この品物は家庭でも洗えるんですよ!」と説明をするそうです。
今はそうでも言わないと販売も難しいのかも知れませんが、我々メンテナンスをする側から言わせれば「チット待った!!」と言いたくもなります。

そりゃ~、余程の事をしなければ洗えるかも知れませんが、『ただ洗える』というのと『綺麗に洗える』というのは大きな違いだと思います。

「色泣き」や「縮み」は高性能の洗剤も有りますから問題無いかもしれませんが、「型崩れ」や「シワ」の事まで説明はされていたのでしょうか?
結果は?といえば・・・「洗えた」という事になるのでしょうが、仕上げ(アイロン・プレス)は別問題という事??
今回のようなデザイン性に富んだ商品の場合ですと、素人さんでは「余程のアイロンの腕」がなければ難しいと思います。

結局はクリーニング店へ修正してもらう事となったのですが、お客様の立場からすれば複雑な心境でしょう。
「もう少し詳しく説明してくれれば。・・・」と思われたかもしれないし、
それとも「結局、私の洗濯の仕方が悪かったの?・・・」と反省をしたかもしれません。

今後家庭洗濯にチャレンジする方は、この品物は『家庭で綺麗に洗濯が出来る』と判断に自信の無いものは、プロにご依頼ください。

それでも、トラブルが起こってしまった方は、『プレスのみ』(アイロン掛け)も承りますので、ご相談ください。