年: 2013年
グッチ(GUCCI)シャツ、袖に付いた接着剤の染み抜き。
グッチ(GUCCI)綿シャツの袖口に、接着剤のような染みが付いていました。
接着剤のシミを抜く時に使用する薬品は、生地の色まで抜いてしまう様な強力な染み抜き剤ですので、品物にダメージを与えないように処理して行きます。
今回染み抜き処理をしたお品物も生地の色が濃い品物でしたが、生地を傷める事なく上手く行ったと思います。
グッチ(GUCCI)のシャツでお困りの事が有りましたら、稲村ドライへご相談ください。
「 YMT35 」 !?
「汗」というと夏物ばかりと思いがちですが、冬物のクリーニングをお預かりすると意外に、汗で黄バミになっている品物も見受けられます。
何故なら冬は重ね着をしている上に部屋の中は暖かいので結構汗をかいているからです。
セーターなどは汗を含むと布地がゴワゴワして固くなったり、汗臭くなったり・・・
そんな症状になる前のお手入れとして一番良い方法は『水洗い』でしっかり汗を落とす事。
毎日のように着ているセーター、『水洗い』しませんか!?
【 方法 】
[ 35 ] ℃のお湯にオシャレ着洗い用の洗剤を入れ、[ Y ] やさしく手洗いします。
[ M ] 短めの時間を心掛け(脱水も)、型を[ T ]整えて平干しにします。
これで汗も臭いもスッキリ落ちて、着心地 UP⇗
上手なセーター洗いのポイントは『YMT35』と覚えてください!
(注)家庭で洗うのが心配な品物はクリーニング店にお任せください。
山ノ下通信2013年2月10日掲載
ロロ・ピアーナ(LoroPiana)麻ブルゾンの袖に付いた染み抜き。
ロロ・ピアーナ(LoroPiana)麻ブルゾンの袖に不明のシミがついていました。
おそらく「食べ物」のシミだと思われますので、さほど難易度の高いシミが付いてしまったということでは無いですが、
シミの付いたお品物が、イタリアを代表する高級服地ブランドのお品物ですから「染み抜き処理も簡単に」という訳にもいきません。
『生地の色合い』や『風合い』を損なうことの無いように染み抜き処理を行います。
ノンブランドなら適当に・・・高級ブランドだから「特別扱い」を・・・などと意識してお取扱いをしている訳ではありませんが、
私も至って普通の人間ですので、高額のお品物を取り扱う場合にはいつも以上に慎重になっている事と思います。
誰が言ったかは確かではありませんが、「デラックス料金は、気配り料金だ」というような事を昔聞いた事がございます。
【デラックス料金】はそれだけの理由ではなく、他にも特別な処理工程や加工剤などのオプションが付いているからなのですが、
「気配り」(特別扱い)という事もまんざら無くも無いと思います。
しかしそれもお店によって違ってきますので、結局のところは『お店選びが重要』という事だと思います。
23区、婦人ジャケットの襟の黄バミの染み抜き。
オンワード樫山の人気ブランド「23区」の婦人ジャケットの襟の黄バミについてご相談を頂きました。
「近所のチェーン店にクリーニングに出したのだけれど、襟の汚れが落ちてこなかったものはもう落ちませんか?」という事です。
お品物を拝見させて頂いたところ、生地の色・素材等の具合から「綺麗になる」と感じました。
以前に依頼した店舗の“ タグ ”が付いたままの状態でお預かりを致しましたが、
案の定、『このシミはこれ以上すると生地を傷める恐れがあるので・・・』のタグがついておりました。
何度も言っておりますが「この札」には・・・
『 弊社の店舗で処理するとそうなりますが、他の店舗で処理すれば違った結果も出るかも知れません 』
という【 前書き 】を付けて頂かなくては、お客様が誤解をしてしまうと思います。
結果は、生地を傷める事も無く綺麗に出来たと思いますし、お客様にも喜んで頂きました。
他店で落ちてこなかったシミはございませんか?
稲村ドライへご相談ください。
Q 4年前のスキーウエアの汚れ、綺麗にできますか?
4年前にクリーニングに出して保管していたスキーウエア、着用機会ができたので確認したところ保管当初よりも前身頃や袖口の着色が進んだ汚れを綺麗にできますか?
湯沢町 K様
A きれいに落とすことができます!
「お洗濯相談」のフォームより画像を添付してご相談を頂きましたので、大変助かりました。
画像を見た限りでは、ドロとサビの汚れのように感じましたので、手間はかかりますが落とす事は出来ると思います。
仕上がりのお品物をお送りした後に頂いたメールには、
「仕上がりに関しましては、十分満足できる仕事をして頂いたと感謝しております」
と、嬉しいお言葉も頂きました。
スキーウエアのクリーニングと染み抜き。
こちらの事例は「お洗濯相談」のフォームより承りましたお品物です。
新潟でもスキー場の名所で有名な、湯沢町より宅配便でお送り頂きました。
お伺いしたところ、
「4年程前に県内某チェーン店にてクリーニングに出した後、クローゼットにて保管しておいたら、当初よりも前身頃や袖口の着色が進んだ様に見られ、ファスナー部分にも染みが見られます。」
ということでご依頼いただきました。
実際にお送りして頂いた品物を拝見した感想は、
少しは汚れの着色も進んでいたのでしょうが、そもそも袖口や身頃の汚れは『最初に預かった時点で落とさなければならない汚れ』のように感じました。
特に難しいシミという訳ではないのですが、落とすにはそれなりの手間を必要とする作業を行わなければなりません。
最初に依頼した近隣の店は【大手チェーン店】ということなので、料金的に手間を掛けた作業は行わなかった可能性があります。
そのこと自体は各店舗の営業方針でしょうが、それを(実際はお客様に手間を掛ければ落とせる事)伝えずにお返しするのはどうかと・・・・?
依頼した品物をどのように処理(仕上げ)して欲しいのかを依頼時に伝える事と、その要望に答えられる店に依頼することが大事です。
思うように汚れが落ちてこなかったお品物は御座いませんか?
稲村ドライへご相談ください。
ちりめん着物クリーニング、袖に付いた食べ物の染み抜き。
ちりめん着物の袖下に黄色いシミが付いていました。
おそらく「食べ物」のシミかと思われますが、時間が経過していた為か簡単には落ちてはくれませんでした。
基本染み抜き作業を行った後、軽く漂白をして落としました。
ちりめんの生地を傷めること無く、綺麗に出来たと思います。
お着物に付いたシミでお困りでしたら、稲村ドライへご相談ください。
看護衣の逆汚染。家庭洗濯でのトラブル。
「ポリエステルの看護衣を家庭で洗ったら、襟などに黒っぽいシミが付いてしまった。」という事でお預かりいたしました。
お客様は「ペンなどは入っていなかった」ともおっしゃっていられましたが、もしボールペンのようなものと一緒に洗われてインクが付いてしまったのだとしたら、このような整った状態では移染しないと思われます。
もっと全体的に不規則な付き方をするので、今回は別の何かが付いた!?という事になります。
だとしたら・・・『逆(再)汚染』(洗濯液に溶けだした汚れが、再度洗濯物に付着して汚染してしまう現象)が考えられます。
今回も素材がポリエステルということなので、再汚染しやすい素材なためにそう思いました。
家庭洗濯では稀に、洗浄力を上手く引き出せない為に『逆汚染』を起こしてしまう事があるようです。
その予防法として、「汚れた品物とあまり汚れていない品物は、別々に洗う」「色の出やすそうな品物は別で洗う」「洗剤は適正量を入れて洗う」等、注意しなければならないポイントが有ります。
聞けば「あ~~、当たり前の事ばかりだ」と思われるかもしれませんが、なかなか完璧に実践していらっしゃる方は少ないようで、
逆に我々クリーニング店は『その様な手間を掛けて、最大限に洗浄力を引き出して洗濯をしている』からプロなのだと思います。
家庭洗濯のトラブルでお困りでしたら、稲村ドライにご相談ください。