年: 2014年
綿ジャケット、色ハゲの修正。
綿ジャケットの背中全体的に「色ハゲ」が起きていました。
お客様にお聞きしたところ、原因は不明とのこと。
私もハッキリした原因は分かりませんが、おそらく「汗による色ハゲ」ではないかと思います。
お品物の染色堅牢度にもよりますが、汗が付いたまま放置しておくと、稀に『色ハゲ』を起こすお品物もございます。
「汗」は様々なトラブルを起こす原因となりますので、汗を吸ったお品物は必ずクリーニングすることをお勧め致します。
色ハゲした原因は分からずとも、とりあえずは修正をしなければならない為、
全体をウエットクリーニングしてから染色補正で修正しました。
「布団、洗ってますか?」
暖かくなってきたこの季節、“ アレルギー ”に悩まされている方も多いと思いますが、毎日使っている『布団』は、花粉・ダニの死がい・ほこりなどの温床となっているのでアレルギーの原因と言われています。
その原因となるダニの餌は、人間のフケ・アカ・そしてカビなどで、それらを除去する事が大切です。
「布団のダニを死滅させるには」太陽の熱を利用した布団干しを行いますが、表面の温度が高くなるだけでダニなどの害虫は奥へ潜り込み効果がありませんし、紫外線ではダニは死滅しないそうです。
また、今話題の「布団専用掃除機」の効果も布団の表面のダニアレルゲンや汚れを吸い取る事はできますが、ダニが増える原因となる布団の中ワタにたまった(湿った汗)汚れは吸い出せません。
まして「除菌スプレー」では除菌は出来たとしても、原因となる汚れはまったく取り除けてはいないのですから・・・・・・
そこで一番効果のある方法はというと、『布団の丸洗い』しかありません!
布団を丸洗いする事でダニの糞などの【水溶性の汚れ】が溶け出し、表面だけでなく内部に溜まるダニのエサとなる汚れや、汗で湿った繁殖の温床となる環境までも改善することができます。
今、アレルギーでお困りの方、たまには布団の丸洗いをしてみませんか!?
山ノ下通信2014年5月11日掲載
Yシャツに付いたゲルインクの染み抜き。
「Yシャツの胸の部分に「ゲルインク」を付けてしまい、他店で染み抜きをして貰ったが落ちなかった」という品物の事例。
「ゲルインク」は落ちにくいシミの一つ。
以前紹介した事例(コチラ)にも同じ様な事を書いたと思いますが、普通のインクのペンを使用して頂きたいと思うのは、クリーニング屋だけでしょうか?
自分が使っているペンのインクの種類まで確認して使っている人も稀だとは思います(私も普段は気にしませんから・・・)し、そもそも衣類にシミを付けるなんて想定している人もまず居ないでしょう。
以前、染み抜きの会合であるクリーニング店主がゲルインクのシミが落ちないので、メーカーに問い合わせたところ・・・・
「落ちないようなインクを作っているんです。」という回答が返ってきたという事を聞いたことがあります。
メーカーが研究を重ねて落ちないインクを開発する反面、それを必死で落とそうとするクリーニング店。
何とも滑稽な話ですが、それぞれの業種で目的としている事が違えばこそ起こりうる現象ですし、
ご家庭で簡単に落とせてしまう様では我々クリーニング店も必要無い訳ですから、複雑な気持ちです。
今回も完全には落とす事が難しかったのですが、だいぶ薄くすることには成功しました。
ゲルインクのシミでお困りでしたら、稲村ドライへご相談ください。
綿シャツ 全体的なカビの染み抜き。
「綿シャツを仕舞っておいたら、全体的にカビが発生してしまった」とご依頼を頂きました。
最初、着用したあと洗濯せずに仕舞われてカビが出てしまったものだと思ったら、
一応、洗濯をして仕舞っておいたのにカビが出てしまったとの事です。
保管中の条件が悪かったのでしょうか?
全体的に「カビ落とし」の処理を行いましたが、ストライプの柄にも影響が出ずに綺麗に落とせたと思います。
カビのトラブルでお困りの時は、稲村ドライへご相談ください。
縮まぬ先の手間
この時期の問い合わせで「セーターを家庭で洗ったら縮んでしまった。」というトラブルでお困りの声を多く寄せられます。
お聞きするとこの様な場合の殆どは、洗濯機の「ドライコース」(おしゃれ着洗いコース)で洗って縮んでしまったという事なので、すべて“ 洗濯機まかせ ”で洗った結果が失敗の原因となっているので、特にウール製品は出来るだけ手洗いをすることをオススメ致します。
桶に『ひと肌程のぬるま湯』と『おしゃれ着洗い用洗剤』を入れ、セーターをやさしく押し洗いします。(あまり動かさないように)
すすぎの時もやさしく、お好みの柔軟剤を入れたら脱水は約10秒くらいで平干ししてください。
ある程度乾いたら軽く乾燥機をかけるか、スチームアイロンで型を整えると風合いも良く仕上がります。
家庭でウール製品を上手に洗うコツは「転ばぬ先の杖」ならぬ「縮まぬ先の手間」と覚えておくと良いでしょう。
手間の惜しい方はプロにお任せください。
山ノ下通信2014年2月9日掲載
ヴィクティム(VICTIM) 革デッキシューズのクリーニング。
ヴィクティム(VICTIM)はアメリカンカジュアルやワーク、ミリタリーといった要素を入れた服を作っている若者を中心に人気の日本のファッションブランド。
今回は当店のお得意様の一人、とてもオシャレなイケメン好青年という印象のお客様からヴィクティム(VICTIM)の「革デッキシューズ」のクリーニングを承りました。
全体的にホコリ等は付着していましたが、シミなどの汚れは無かったのでウエット・クリーニングにてメンテナンスをいたしました。
皮革製品をクリーニングする際には汚れを落とす事と共に、皮の持っている油分までも抜け落ちてしまうので、皮用の栄養を補給しながら洗浄するようにします。
洗い上がりは本来持っている革のツヤ・しなやかさが蘇り、整形仕上げにより履きグセ等を修正いたします。
貴方の革靴、汚れてくたびれてはいませんか?
革靴のメンテナンスも承っておりますので、稲村ドライへご相談ください。
綿ブラウス、色ハゲの修正。
濃い焦げ茶色の綿ブラウスの前身頃に2か所、色ハゲがありました。
比較的小さい色ハゲでしたが、濃い色のブラウスでしたから結構目立ってしまいます。
おそらくこれは何かの薬品が知らぬ間に付いてしまい、色ハゲとなってしまったのだと思います。
「薬品」と書きましたが、色を剥いでしまうものは『漂白剤』だけではなく、
「お掃除洗剤」や「美容院で使われる薬品」、「化粧品」等でも染色の弱い衣類であれば色が抜けてしまう事があります。
色ハゲしてしまった品物は、染み抜きではなく“ 染色補正 ”により修正をいたします。
今回は修正する範囲が小さかったので、違和感も出ず修正出来たと思います。
衣類の色ハゲでお困りでしたら、稲村ドライへご相談ください。
カーテンに付いた、毛染め液の染み抜き。
ご家庭で「毛染め」をした時にソファーに腰掛け休んでいたら、後ろにあったカーテンに『毛染め液』が付いてしまったという事です。
結構、大量に付いていましたが「シミは早めに処理をした方が良い」ということをご存じだったお客様でしたので、
すぐにご連絡を頂きまして、染み抜き処理ができましたので綺麗に落とせたと思います。
『毛染め』・・・「落ちない染み」と思われていらっしゃる方も多いとは思いますが、
適切な処理をすれば殆どは落とす事が可能だと思います。
大切なお品物に「毛染め液」が付いてしまってお困りの時は、稲村ドライへご相談ください。
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