年: 2015年
きれいを長持ちさせる秘訣
朝晩寒くなって参りました。秋冬衣類の出番がやってきましたが、セーターやジャケット、コートなど着用後は『脱ぎっぱなし』なんてことありませんか!?
洋服に付く汚れは服の内側から付く「汗」や「皮脂」などの汚れと、外側から付く空気中の「ホコリ」などがありますが、汗をあまりかかない時期の衣類には外側から付く汚れのケアに【洋服ブラシ】が効果的です。
やり方のポイントとして・・・
まず、「繊維を逆立てる方向(下から上へ)」にブラッシングします。
これによって繊維の間のホコリをかき出します。
次に「繊維を整えながら(上から下へ)」毛並みを揃えていくイメージでブラッシング。
また、表面を整えることで毛玉も出来にくくなりますし、衣類を綺麗に長持ちさせる効果のあるラッシングはオシャレ人の常識です。
洋服ブラシといっても種類もいろいろありますが、静電気が起こりにくい天然獣毛(馬毛や豚毛)のものがおすすめです。
山ノ下通信2015年11月8日掲載
しまった! となる前に
10月に入り涼しい日が多くなって、夏服からの衣替えの時期となりましたが、
夏物は特に仕舞う前のお手入れを忘れると大変な事になってしまいます。
パッと見、汚れていないから・・・といってそのまま片づけてしまいがちですが、
一度着用した夏物は必ず『汗』を含んでいます。最初は透明な汗でも繊維の奥にまで染み込んだ汗の成分は、たった半年でも酸化して黄ばんできてしまいます。
家庭で洗えるものは必ず洗ってから、心配な品物はクリーニング店へ出してください。
その時は『汗をかいた』ことを必ず伝えるようにしてください。
何も伝えないと、通常ドライマークの品物はドライクリーニング処理だけとなってしまい、
汗の汚れを落とし切れず「黄ばみ」の原因となってしまいます。
しっかりと『汗を落とす』メニューを指定して出すことをオススメします。
他にもたっぷり『汗』を吸った「布団」や「枕」なども衣替えの時期に洗ってみてはいかがでしょうか?
山ノ下通信2015年10月11日掲載
ニオイの原因は以外な所に?
梅雨時期のお洗濯は「部屋干し」が中心。
そこで気になるのが洗濯物の生乾きのニオイですが、その原因はズバリ洗濯機の奥に潜む『カビ』や『雑菌』です。
洗濯物の汚れ(雑菌)は洗濯で落としたとしても、洗濯機に繁殖している雑菌を洗濯時に洗濯物に付着させてしまっては意味がありません。
そこで・・・まずは洗濯機(洗濯槽)の掃除から初めてみませんか!?
市販の「洗濯槽クリーナー」は高価なものもありますが、今回紹介する商品はお手頃な価格で手に入る【花王ワイドハイター粉末タイプ】(衣類用漂白剤)。
50℃くらいの高めのお湯を高水位まで貯め、500gのワイドハイターを全部投入します。
すると泡が出てその効果で洗濯漕の裏にこびり付いているカビや雑菌を剥がし落としてくれます。
最低でも2時間程は放置し、その後に排水して2度濯ぎして終了です。
今は「部屋干し洗剤」が注目されていますが、まずは元から綺麗にしなければ意味がありません。
年に2回は洗濯漕の掃除をして綺麗な洗濯をしてみてください。
山ノ下通信2015年6月14日掲載
濃い色のパーカー、日焼けによる色ハゲの修正。
「保管していたら、何だか分からないけど色が抜けていた」とご依頼を頂いたお品物。
濃い焦げ茶色のパーカー(綿)のフード部分から肩にかけて色ハゲが見られます。
おそらく保管中に紫外線や蛍光灯の光によって退色してしまったものと思われます。
お店に色が抜けてしまった品物を持ち込まれ「しみ抜きできますか?」とお問い合わせ頂く事がございますが、
色が抜けてしまった物は『しみ抜き』では対処できません。
色ハゲの場合は【元々の色が無くなってしまった】ので、無くなった色を補っていく作業となります。
今回は、クリーニング後に「染色補正」により修正いたしました。
広範囲による色ハゲの場合、修正後に違和感が出る可能性もありましたが、
気になるような違和感も無く修正できて良かったです。
お気に入りのお品物の「色ハゲ」でお困りでしたら、稲村ドライへご相談ください。
キティーちゃん ヌイグルミのクリーニング
最近お問い合わせが多くあるのが「ヌイグルミ」のクリーニングについてです。
元々、クリーニングすることを前提に作られていない為、
洗濯取扱い表示が付いていないものも多く、中の詰め物が何かわからないものも沢山あります。
クリーニングすることにより、「色泣き」や「変形」などのリスクのある品物です。
しかし、そこは洗濯のプロとして品物を見極め、適切な処理のもと綺麗にしていきます。
今回お預かりしたお品物も、頭の部分に目立つシミがあり、少し汚れてきたのでという事でお預かりしました。
結果は「色泣き」や「変形」なども無く、元の白さを取り戻し綺麗になりました。
「ヌイグルミ」のクリーニングでお困りの方は、稲村ドライへご相談ください。
6月に急増!?
ジメジメしたこの時期は湿気で「ダニ」が繁殖しやすい時期です。
家庭の中でもダニが繁殖しやすいところといえば、カーペットや布団があげられます。
「干しているから・・・」「除菌スプレーしているから・・・」と思っている方!
日光に当てても中の方に潜りこんでしまうし、スプレーだけでは表面しか除菌できません。
一番良い方法は?といえば【クリーニングで丸洗い】する事以外ありません。
特に小さなお子様のいるご家庭は要注意!!床から近いほど吸い込みやすいので、アレルギー等の被害に注意しなければなりませんね。
そして意外と見落としがちなのが『枕』です。
ダニのエサとなるフケや皮脂がたまりやすくダニの温床となっており、顔から一番近いところで使用しているので睡眠中に何時間もダニを吸い続けている事になっているかも知れません。
朝に鼻つまりや咳の症状があるという方は要注意です。
枕カバーを変えているだけでは不十分で、定期的に原因の元となる枕自体をクリーニングする事をおすすめ致します。
山ノ下通信2015年6月14日掲載
「お客様の声」 更新
「お客様の声」のページを更新しました。
コチラ → 「お客様の声」
シャツに付いた落ちないシミ
「他店へクリーニングに出しましたが落ちませんでした」とご相談を受けたシャツの事例です。
当店と取引のある業者様から営業に来たときに「古いシミなんだけど、落とせますか?」と相談された品物。
だいぶ古いシミで、他店へクリーニングに出したのですが『落ちません』の札と一緒に返されたそうです。
見てみると時間が経ってしまい、シミが黄変しているのが分かります。
このようなシミの場合は漂白処理をしなければならないので、古いシミの場合は生地の地色まで落としてしまう危険性があり、
大手の量販店では「手間」と「リスク」が掛かるため、『落ちません』の札を付けて返す場合が多いようです。
いつもの事ながらクリーニング店から『落ちません』の札を付けて返されたら
一般の消費者は「落ちないんだ」とあきらめてしまうでしょう?
実際は『落ちません』ではなく『落とせません』とお伝えすべきものだと思うのですが・・・・
しみ抜き作業は、基本処理では変化が見られなかったので、漂白処理により落としました。
テストで地色も剥げてしまう事が分かっていたので、極力地色を剥がさないように処理し、
しみ抜き後に抜けた色を染色補正により修正をいたしました。
他店で『落ちません』と言われた品物はありませんか? 稲村ドライへご相談ください。
Yシャツ襟の黒ずみ落とし
ワイシャツ襟の黒ずみ汚れには「液体洗剤の原液」を黒ずみ部分に付けてしばらく時間を置きます。
界面活性剤の働きで汚れを浮き上がらせてくれるので、「ヘラ」(カップアイスに付いてくる木のスプーンで結構です。)等で
汚れを削ぎ落すように軽く擦って大体の汚れを生地から引き離します。
その後は通常通りの洗濯をするだけでOKです。
ここでのポイントは『水を付けない事!』です。
水を付けてしまうと汚れが繊維の中へと入り込んでしまうので、逆に落ちにくくなる場合もあります。
<ワイシャツの仕上げに糊付けがオススメ!>
ワイシャツに糊付けする理由は、パリッと仕上がる事だけでなく、
洗濯糊を使用することで繊維をコーティングするので汚れが付きにくくなり、
糊の上に付着した汚れを洗濯で一緒に落とすので「汚れ落ち効果」が高くなります。
毎回は無理でも家庭洗濯を何度かした後、クリーニング店に出すという方法も賢いクリーニング店の利用法ですので、是非ご検討ください。
「アンパンマン」ぬいぐるみクリーニング。
今回ご紹介するのは「アンパンマン」のぬいぐるみ、クリーニング事例です。
お子様が大切にしているぬいぐるみ。
いつも一緒に居るから、やっぱり汚れてしまいます。
何年もの汚れやホコリが付いたままのぬいぐるみ、
小さなお子様が抱っこや頬ずりしていたら不衛生ですよね。
安心して気持ちよく遊べるようにと、クリーニングのご依頼を承りました。
少しの間、離ればなれになり寂しい思いをお掛けいたしましたが、
「アンパンマン」は綺麗に清潔になりました。
大切な「ぬいぐるみ」、たまにはクリーニングしませんか?
稲村ドライへご相談ください。