カルバンクライン(Calvin Klein)日傘の「黄バミ落とし」と「染色補正」の事例。
2012年9月19日
今回は、カルバンクライン(Calvin Klein)の淡い紫色の日傘に、黄バミの筋が出来てしまった品物の事例です。
ご依頼頂く日傘の中でも濃い色の日傘は、紫外線などにより色が『 退色 』してしまっている物が多く見られますが、
淡い色の日傘の場合は黄色く筋状のシミ、『 変色 』をしている場合が多くあります。
その場合は、変色部分の染み抜き作業を行うわけですが、染み抜きをすれば「元の色」に戻るという訳には行かない事の方が多いです。
「白い日傘」の場合ですと比較的、染み抜きだけで済む場合が多いですが、今回のように淡い色の場合は、染み抜きをした後の地色が抜けている事が多いので、『染色補正』で修正をしなければなりません。
今回はお客様との相談で、「修正が難しい場合は元の色より濃い目の色で修正する事」をご了承頂けましたが、
出来る限り元の状態に戻せたら・・・と、色合わせの難しい淡い紫色でしたが、何とか染色補正で修正する事ができました。
お気に入りの日傘のトラブルでお困りでしたら、ご相談ください。