縮まぬ先の手間
2014年3月26日
この時期の問い合わせで「セーターを家庭で洗ったら縮んでしまった。」というトラブルでお困りの声を多く寄せられます。
お聞きするとこの様な場合の殆どは、洗濯機の「ドライコース」(おしゃれ着洗いコース)で洗って縮んでしまったという事なので、すべて“ 洗濯機まかせ ”で洗った結果が失敗の原因となっているので、特にウール製品は出来るだけ手洗いをすることをオススメ致します。
桶に『ひと肌程のぬるま湯』と『おしゃれ着洗い用洗剤』を入れ、セーターをやさしく押し洗いします。(あまり動かさないように)
すすぎの時もやさしく、お好みの柔軟剤を入れたら脱水は約10秒くらいで平干ししてください。
ある程度乾いたら軽く乾燥機をかけるか、スチームアイロンで型を整えると風合いも良く仕上がります。
家庭でウール製品を上手に洗うコツは「転ばぬ先の杖」ならぬ「縮まぬ先の手間」と覚えておくと良いでしょう。
手間の惜しい方はプロにお任せください。
山ノ下通信2014年2月9日掲載