年: 2010年
Yシャツ、衿の汗染み・黒ずみ
Yシャツの襟の皮脂汚れ。
左側の画像のYシャツは一度クリーニングに出されたものらしいです。汚れが酷いと通常の処理では落としきれなくなってしまうのですが、当店で少し手間をかけて洗ったら・・・・・
ウール、カーディガンの脇の汗染み
地色が白だった為、品物の素材を痛める事なく落すことが出来ました。
色が濃いものですと、汗により変退色をおこしているものもあり、しみ抜きだけでは済まず
染色補正しなければならなくなる場合もあります。何にせよ早めのお手入れが重要です。
ホームページをリニューアルしました
ホームページをリニュアールしました。
従来のサイト同様、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
まだ、未完成のコンテンツもありますが、近日中に公開予定です。
本来の目的!?
プロのクリーニング店では、お客様の目にふれない作業内容で、家庭洗濯ではしないような事もいくつかしていますが、そのひとつとしてボタンや装飾品を保護するために銀紙をまく作業があります。(場合によっては取り外してお渡し前にまた同じように取り付けています。)
当店は最終チェック時に銀紙をはずし、中の状態を確認してお渡ししています。
しかし、銀紙をまいたままの状態でお返しする店もありますが、その様なお店はあまりおすすめできません。
なぜなら「銀紙まいてますよー、こんな事までしてるんですよ」というお客様に対するアピールの道具にしかなっていなく、本来の目的を果たしてないからです。
このように銀紙ひとつとっても、お店によって「考え方の違い」がありますが、そんな事からもお店選びのポイントのひとつとして参考にして下さい。
山ノ下通信2010年11月14日掲載
忘れがちなアイテム~枕の洗濯~
ずいぶん涼しくなり、寝ごこちの良い季節となりました。
快眠のアイテムとしてかかせないのが「枕」ですが、「枕」洗った事ありますか!?
布団や毛布等の寝具類はシーズンごとに洗っていても枕は忘れがち。また、女性の方で肌荒れが気になるなんて方も案外汚れた枕が原因かも・・・(@o@)エッ!?
枕は汗に含まれる塩分や脂肪により湿気をよびカビが発生します。だからカバーを洗っているだけでは本当の快眠は得られないので、元から汚れを落としましょう!!
変形しているものや、かたよった枕も洗うことによってふんわり仕上がります。クッション・ぬいぐるみも同様ですので、たまにクリーニングして気持ちよく使いましょう。
(山ノ下通信2010年10月10日掲載)
シルクニットの首周りの汗染み
シルクニットの首周りの汗じみ。
シルクは特に「黄渇変」しやすい素材です。しなやかでドレッシーなイメージですが、汗の吸収率が高い素材なので着用したら必ずお手入れしてください。
放置しておくと、どんどん「黄変」して行くばかりか、色柄物は色素を壊して「変色」をして行きます。
「黄変」は何とか修正ができたとしても、「変色」は修正が困難ですので、お気を付け下さい。
ウールシャツに付いた古い黄変染み
ウールシャツに付いた古い黄変シミ。
油性・水生処理後、薄く残った為、軽い漂白処理をしたら完全に落ちました。
ウールセーターの袖に付いた食べ物の染み抜き事例
おそらく食べ物のシミでしょうが、付いたばかりの様なので簡単に落ちました。
黒い糸はお客様がつけて来てくださいました。有難うございます。
夏物衣服 適「洗」適所
今年の夏は暑かったですね!
汗をたっぷり吸い込んだ衣服は汗と一緒に皮脂(アブラ汚れ)がついているので、しっかり皮脂の汚れを落としておくのが大事です。なぜなら皮脂の汚れが落としきれないと黄バミ、黒ずみの原因になるからです。
家庭で洗えるものは前処理剤などをうまく使い、皮脂を落とす工夫をするのが黄バミ防止になります。
家庭で洗えないようなアイテムをクリーニング店に出す際、ドライだけでは汗の汚れは落としきれないので、汗をかいた事を伝え適切な処理(水洗い)をしてくれるように依頼するのがベストです。何も言わないで出すと表示どおりのドライクリーニングしかしてもらえず、汗が蓄積し黄バミ・臭いの元になります。
適切なお手入れ方法を提案して、取り扱いをしてくれるお店選びも重要ですね。それにより次回も気持ち良く着用できます。
(山ノ下通信2010年9月12日掲載)
家庭洗濯のトラブル
お洗濯の量も多くなる夏場に増える洗濯事故が「移染事故」(色移り)です。
先月は一週間に4件もたてつづけに「移染事故」の依頼がありました。色柄物と一緒に白シャツを洗って他の色が付いたとか、ポロシャツの一部の色がにじんでしまい、まだらになったという品物を、修正処理をして大変喜ばれました。
こういった事故を防ぐには・・・白物と色柄物を区別して洗う事です!色物によっては色が出やすい物もありますのでテストしてから洗うと安心です。
テストの方法は目立たない部分に水をつけてタオルで押しあてます。タオルに色がつかなければ大丈夫ですが、色がついてしまうものをどうしても洗いたい場合は一点洗いをオススメします。
また移染してしまったものは、家庭で直すのはむすかしいのでクリーニング店に依頼して下さい。乾いてしまうと落ちにくくなりますので、ぬれたままで結構ですから早目にお持ちいただくのが一番です。
P.S クリー=ング店でもむずかしい処理なので、どこのお店でも預かってってもらえるとは限りません。お店にお尋ね下さい。
(山ノ下通信2010年8月8日掲載)