新潟市染み抜き自慢のクリーニング店・稲村ドライ

年: 2012年

ポロシャツ、他のものからの移染事故(家庭洗濯での失敗)

染み抜き 前

染み抜き 後

こちらは「家庭で洗濯をしたら”ペン”か何かが入っていて、赤いインクが付いてしまった。」というご依頼でした。
当店の前に他のクリーニング店に依頼したそうですが、断られたそうです。

「インクの移染処理」自体が難易度の高い事例の上、このポロシャツは胸の所から色が分かれているデザインなので移染処理にも特殊な方法を用いました。
幸なことに、移染した部分が下の「クリーム色」の部分が殆どでしたので、胸元のオレンジ色の部分の染色を侵すことなく処理することが出来ました。

家庭洗濯での移染事故などのトラブルでお困りの際は、ご相談ください。

FRAPBOIS(フラボア)バッグ、ワインの染み抜き。県外から宅配便での依頼。

染み抜き 前

染み抜き 後

こちらは千葉県から、宅配便でご依頼くださった事例です。
お話しをお伺いしたところ、「お父様が酔ってワインをこぼしてしまったら、運悪くお子様が大切にしていたバッグに大量に掛かってしまった」ということです。
すぐに近所のクリーニング店へ何軒か依頼されたそうですが、すべてに断られてしまったそうです。
そこで、お父様がインターネットで検索して当店を見つけてご依頼頂きました。

このお話をお電話でお母様から伺った時に、大切なバッグがシミだらけになってしまいショックを受けられているお子様と、何とか元通りに綺麗にしてあげたい!というお父様のお気持ちの両方の想いが伝わり、「とりあえず何とかしてあげたい!!」という気持ちになりました。
(特に、依頼を受けてくれる店を必死でサイト検索されたお父様の想いに応えたいと思いました)

結果はご覧のように綺麗にすることが出来き、お品物を受け取ったお客様からのお礼のお手紙を頂いた時は、本当に嬉く思いました。

衣類の他、バッグなどの汚れ、トラブルなどのお困り事がございましたら、ご相談ください。

簡単シミ抜きレシピ(調味料編)


日常の中で良く付く「シミ」といえば・・・しょうゆ、ソースなどの調味料(食べこぼし)のシミです。
今回は知っておくと役立つ『食べ物のシミの落とし方』の紹介です。
※用意するもの・・・歯ブラシ・台所用洗剤・液体酸素系漂白剤・重曹・クエン酸・タオル・ドライヤー

①「歯ブラシ」に「台所用洗剤」を付け、シミの部分を軽くたたいてなじませます。
この時、下に敷いた乾いたタオルに移し取るようにすると良いでしょう。
②洗面器か水道の蛇口でシミ部分になじませた台所用洗剤を軽くもみ洗いして洗い流します。
ほとんどはこれで落ちますが、まだ薄く残っている場合は・・・
③小皿に「液体酸素系漂白剤」と「重曹」を2:1の割合で混ぜたものを、歯ブラシに少量付けてシミの部分に優しくなじませます。(この時、こすらない様に!毛羽立ちやスレの原因となります。)
④「③」で作った漂白剤を付けたら、漂白剤の働きを良くする為にドライヤーで1~2分加熱します。
⑤「クエン酸」スプーン1杯分を水に溶かしたものをシミの部分にかけ、衣類に合った洗濯をします。
付いて直ぐなら水洗いだけでも落ちやすいですが、時間が経つと色素が残ったり、酸化してガンコなシミになりますので、シミが付いたら早めの処理をおすすめします。

(注)以上の方法は、家庭で洗濯できる衣類に限ります。色の出やすい物や色剥げしやすい物はクリーニング店にご依頼ください。

 

山ノ下通信2012年7月8日掲載

Barbour(バーブァー)オイルドジャケットのお手入れ、クリーニング。

クリーニング 前

クリーニング 後

「ワイルドだろ~~」
今流行りのギャグではないですが、今回お預かりのBarbourオイルドジャケットは、個人的な感覚としてとてもワイルドな印象を受けるアイテムです。
『Barbourオイルドジャケット』は、最悪な北海の気候の中で働く水夫や漁師、労働者の為のオイルスキンの防水ジャケットでしたが、後に悪天候下で働く農民や労働者などにも愛用される様になり、世界中に知られるブランドへ成長。
その品質はエリザベス女王など英国王室御用達の栄誉を授かった100年以上の歴史を持つ由緒ある伝統のブランドという事です。


今回のお客様の要望として
「全体的な黒い汚れは落ちなくても良いが、長く着用していたので汗などの汚れを落としてスッキリさせて欲しい」という事でした。
画像を見て頂くと分かりますが、取扱い表示はすべて×となっております。
メンテナンス方法を調べたところ、「ドライ」「ウエット」どちらの方法でクリーニングしても、少なからず塗布してあるドレッシング(オイル)が落ちてしまうとの事で、洗い上がりの際には専用のBARBOURのオリジナル『ソーンプルーフドレッシング』でプルーフをし直さなければならない様です。

実は以前にも他のお客様のBARBOURのオイルドジャケットをお預かりした事があり、プルーフ用のオリジナル『ソーンプルーフドレッシング』は持っていたので、今回もクリーニングで取れた分のオイルを塗布し、メンテナンスさせて頂きました。

 

(注)現在は再プルーフのメンテナンスは承っておりません。

アルマーニ(Armani)ダウンコート襟のファンデーションの染み抜き。

染み抜き 前

染み抜き 後

アルマーニ(Armani)婦人ダウンコート襟に付いたファンデーションの染み抜き事例です。
このダウンは襟がとてもボリュームのあるデザインですから、着用するとどうしても頬に触れてしまうのでしょう。
今の化粧品の品質も良くなってきているようで、『崩れないで、長持ちする』などと謳っているモノも多く出てきました。
女性の皆様からすれば、「嬉しい高品質の商品」となるのでしょうが、衣類に付いた化粧品はもう化粧品ではなく『シミ』という事になる訳で、それを処理するクリーニング店側からすると、最新技術で作られた高品質化粧品も、「厄介なシミ」となります。
しかし・・・それに対抗するようにクリーニング業界の技術も向上しているので、落ちにくい化粧品でも落とす事の出来る『染み抜き剤』も開発されていて、その薬剤を上手く使いこなす染み抜き技術と合わさればご覧のように綺麗にすることが出来ます。

衣類に付いた化粧品のシミでお困りではありませんか?稲村ドライにご相談ください。

バーバリー(BURBERRY)ネクタイ、ボールペンの染み抜き。

染み抜き 前

染み抜き 後

バーバリー(BURBERRY)のネクタイに細かいボールペンのシミと、全体的に汚れが付いてくすんだようになっていました。
このようなネクタイは普通にクリーニングしただけでは綺麗にはならないと思います。
「普通」のレベルにもよりますが、今回はボールペンのシミを予めしみ抜きをし、結び目部分の皮脂で黄色く変色した所を漂白し、全体的に薄汚れた部分を前処理をしてからクリーニング致しました。
どの位『手間』を掛けてやるかによって仕上がり具合にも『 差 』が出てきます。
ネクタイはオシャレのポイントであると同時に、一番目立つ位置にあるアイテムですから、ビジネスマンとしては常に汚れ具合には気を配っておいて欲しいですね。
ネクタイの汚れ、シミでお困りでしたら、稲村ドライへご相談ください。

クリーニングすると品物が傷む!?

よくお客様より「この服、お宅にお願いしてるから永く着られるわ」と、おっしゃって頂きます。

そう思えば・・・毎年同じお品物をお手入れさせて頂いているので、お品物を見ただけで何方のお品物か分かるものも少なくありません。

たまに「クリーニングすると品物が傷む」という話を耳にすることがありますが、決してそうではありません。

前に『ジーンズ』の引っ張り試験の結果を聞いた事があるのですが、一度も洗った事の無いジーンズは、こまめに洗っていたジーンズより先に裂けてしまったという興味深い結果となりました。

これは、ジーンズを洗わないでいると長持ちするどころか「カビ」が繁殖して繊維を劣化させてしまうからだそうです。

そんな事からも、「落とせるシミを落とさなかったり、適切な処理をしないでお返しするクリーニングをすると、品物が傷む」というのが、この言葉の意味するところの本質ではないでしょうか?

大切なお品物の寿命は、お店選びによって大きく変わってきてしまうのかも知れません。

また今年も当店でお手入れさせて頂いているお品物で、永くご愛用されているというお話を頂戴いたしますと、本当に嬉しい気持ちと、ありがたい気持ちでいっぱいになります。

 

山ノ下通信2012年6月10日掲載

モンクレール(Moncler)取り外せないファー付ダウンジャケットのクリーニング。

クリーニング 前

クリーニング 後

モンクレール(Moncler)取り外せないファーが付いたダウンジャケットのクリーニング事例です。

クリーニング後の品物は、毛皮をブラッシングしてあるので風合いは違ってみえますが、それ以外は「ビフォー」&「アフター」画像をみても変化は無いように見えますね。

特に、『目立つシミ』を処理した事例ですと、別物のように見える事もある中で、今回は地味な事例かもしれません。

しかし・・・・「風合いの変化は出したく無い品物」の場合。

今回の事例の様に、デリケートなリアル・ファーが付いていて、取り外しが効かないお品物では、クリーニング前と後で変化しない方がよろしい場合も御座います。

特殊なお品物であっても、風合いの変化無しでクリーニングすることも可能です。

取扱い表示に全部「×」が付いていて、クリーニングするのを諦めているお品物はありませんか? 当店にご相談ください。

Masaki Matsushima(マサキ・マツシマ)革サイフ クリーニングとリカラーの事例。

お手入れ 前①

お手入れ 後①

お手入れ 前②

お手入れ 後②

Masaki Matsushima(マサキ・マツシマ)の革サイフをお預かりしました。
「マサキ・マツシマ」と検索すると「眼鏡フレーム」がヒットしますが、どれも洗練されたデザインのお品物ばかりで、とてもオシャレです。
今回お預かりした革サイフもとてもオシャレなデザインで、その上機能的にも優れた作りとなっていると思います。
そんな革サイフに「 カビ 」が全体的に出てしまいました。
それに[お手入れ 前①]の画像、右側部分には「紙が張り付いてしまった跡」がありました。

まず、全体的な「カビ」を除去した後、革専用の栄養クリームで栄養を補給しながら磨いていきます。
「紙が張り付いてしまった跡」の部分は、リカラー(染色補正)によりハゲてしまった革部分を綺麗に修正しました。

お持ちの『革サイフ』などのトラブル・お手入れは、当店にご相談ください。

Patagonia(パタゴニア)メンズ・ジャケットの染み抜きとクリーニング。

クリーニング 前

クリーニング 後

クリーニング 前

クリーニング 後

Patagonia(パタゴニア)メンズ・ジャケットのクリーニングをお預かり致しました。
アウトドア・ブランドでも人気のブランドですが、過酷な気象条件の中でも快適にすごせるように機能面でも優れた作りとなっているようです。
そのジャケットに「接着剤」or「糊」のようなものが所々に付いていました。
前処理として、シミ部分を一ヵ所づつ染み抜きをして予め落としておいてからクリーニング致しました。

シンプルながら、実用的なデザインと機能を持ち合わせているジャケットは、クリーニング処理しながら「今度、私も購入しようかな?」などと思わせる品物でした。

Patagonia(パタゴニア)製品のお手入れ、クリーニングは稲村ドライにご用命ください。