ポロシャツ、家庭洗濯でのトラブル、色滲み、移染処理
2011年7月30日
こちらは家庭で洗濯をしたら、裾の所から色が滲み出てきてしまい、どうにかして欲しいと依頼された品物です。
裾の所に「紺色のテープ」が縫い付けられているのですが、そのテープの染色堅牢度が低かった為に起こった事故です。
お客様にとったら、ポロシャツですし普通に家庭で洗濯が出来るとお思いになって洗濯したら、こんな事になってしまい、さぞかしショックを受けられたと思います。
その上、購入してから初めての洗いの時に起こってしまったのですから、「1度しか着ていないのにもう着られない・・・」と思われた事でしょう。
”色泣き”の事故は「初めての洗い時」に良く起こる現象です。
”色止め”がしっかりされていれば色の出る事もないのでしょうが、その様な処理を省いてしまっている商品では今回のような事故が起こってしまいます。
それを見分ける事は難しいことだと思います。( 私も困っています(^^; )
今回は「移染処理」の後、「色止め加工」をして納品いたしました。
次回、ご家庭で洗濯をしても”色泣き”の心配は無いと思います。