お客様に確認したところ保管中に自然に出来てしまったとの事、知らないうちに何かが付いてしまい、脱色したのかもしれません。
広範囲の脱色ではなかったのが幸いでしたが、保管状況やお手入れが悪いととんでもない変退色を起こす事もありますので濃い色の品物は特に注意が必要です。
アウター製品の染み抜き | 稲村ドライ - Part 3 | ページ 3
綿のコートの脱色・染色補正
キルティングコート(商品)に付いたボールペンの染み
シミ自体は比較的容易に落とす事が出来ましたが、「商品のしみ抜き依頼」だった為、普段にも増して慎重に処理しまた。
ナイロンジャケット、衿の黄ばみ汚れ
意外と汚れてしまうのが、冬物衣料です。
それは寒いので着込んでしまい、気が付くと汗ばんでいたなんて経験はないですか?
その上、シーズン中に何度もお手入れをする事もないアイテムだから当然、汚れが酷くなる訳です。
袖口の汚れは「子供のナイロンコート」の前処理剤と同じ処理をして、襟は別の油性処理をした後、ウエットクリーニングしました。
襟は皮脂による汚れが酸化して黄変していましたので、後で漂白処理をして綺麗になりました。
子供ナイロンコート、汚れ落とし
子供のナイロン・コートの全体的な汚れ。
前処理後、普通に洗ったら落ちました。
「普通に」と書きましたが、何もしなかった訳ではありません。
リブ部分の汚れは内部まで入り込んでいたので、特殊な前処理剤で念入りに処理しました
このようにどの位手間を掛けるかにより、汚れ落ちや洗い上がりに差が出てきます。