「サマーセーター」脇の色ハゲ、染色補正で修正。
2012年12月1日
サマーセーターの脇部分の色が落ちて変色してしまったお品物の事例です。
セーターでも「サマー」と付くのですから『夏』に着用されるアイテムだと思います。
なので当然連想されて付く物として『 汗 』が考えられます。
特に「綿」や「麻」等の天然素材の色の濃い品物の場合は、汗と紫外線で【色落ち】や【変色】を起こしている事が多く見られます。
あまり汗をかいていないので・・・とか、少しの時間しか着ていないから・・・と、
着用した後、お手入れせずに保管してしまう事が一番【色落ち】や【変色】を引き起こす原因となります。
今回お預かりしたお品物も、「麻」素材の「茶色」のサマーセーター、一番【色落ち】や【変色】をし易そうな品物です。
脇の部分は緑色に変色していました。
地色が「茶」なので「茶色の染料」で修正をして行きたい所ですが、上手く行かない事の方が多く有ります。
ではどう修正するか・・・?ですが、元の地色から抜け落ちた「色」を見つけ、補色をして修正をして行きます。
何だか分からないと思いますが、お客様はそんな事を知る必要はありません。
その為に我々クリーニング師がいる訳で、その様な事例に対応する為にも染色の事を勉強しているのです。
大切なお品物の【色落ち】や【変色】でお困りでしたら、稲村ドライへご相談ください。