新潟市染み抜き自慢のクリーニング店・稲村ドライ

品物・素材の種類 | 稲村ドライ - Part 17 | ページ 17

ナイロン素材のライダージャケット、黄ばみ落とし

染み抜き 前

染み抜き 後

一応、洗って保管してたそうですが、保管場所がマズかったようです。
クローゼットではなく、部屋に吊るしておいた為に”ヤケ”や”ガス”等により、黄変してしまいました。
襟部分は、家庭洗濯では落としきれなかった「皮脂汚れ」が酸化して黄ばんでいるようです。
当店の他に2~3店に相談したそうですが、皆断られたそうです。
ナイロン素材の黄変は大変処理の難しいシミで、適切に処理できる所は少ないと思います。
特殊なしみ抜き剤を使用して処理しました。

長襦袢に付いた、汗シミとカビのシミ

染み抜き 前

染み抜き 後

何年か前に着て、そのままクリーニングせずに仕舞っておいた為に浮き出てきたシミ。
通常のクリーニングでは落としきれないので、全体漂白をして落としました。
この様な作業を行うと、しみ抜きが大変なだけでなく、漬け込みによる”詰まり”を修正するのに仕上げ(アイロン掛け)が大変手間のかかる事になるので、料金もそれなりにかかってしまいます。

着用したら、必ず仕舞う前に点検し、お手入れすることをオススメ致します。

ラメ刺繍に付いた古い黄変シミ

染み抜き 前

染み抜き 後

ラメ刺繍柄の婦人ジャケットに古くなって黄変したシミが付いていました。
「古い黄変シミ」自体は落とすことも可能なのですが、付いた所が”ラメ刺繍糸”となると別です。
案の定、通常の処理では落ちなかったので、ラメ糸にも使用出来る特殊な薬品で処理しました。

Yシャツ袖に付いた、朱肉の染み

染み抜き 前

染み抜き 後

これも「他店に出したが落ちなかったので落としてほしい」と依頼された品物です。
お預かりした時点で染みの箇所を処理した形跡があり、高温のプレスをした後だった為、苦労しました。
ストライプ柄を消さない様に処理し、多少残ってしまいましたがお客様には喜んで頂きました。

レザー・エンジニアブーツのリカラー加工

リカラー加工 前

リカラー加工 前

リカラー加工 後

リカラー加工 後

お気に入りで何年も履いていたら、所どころスレや色ハゲが出来てしまったが、「何とかなるようなら、まだ履きたい」ということで依頼をうけました。

今回はクリーニングはせず、「お手入れ」と「リカラー加工」で処理しました。

お気に入りの品物を大切にする心・・・・・そんなところで少しでもお役に立てれば幸いです

ルイ・ヴィトン財布のクリーニング、リカラー加工

染み抜き 前

染み抜き 後

リカラー加工 前

リカラー加工 後

表のキャンパス地の部分はどうしても日常の使用により汚れてしまいます。

衣類と違い財布という特殊な品物ですので、お手入れも特殊な方法で処理します。

ですが、リスクもありますのでお客様とよく相談の上、慎重に作業しました。

内側の部分に少しキズが付いていましたので、リカラー加工で修正しました。

レザーコート、リカラー加工

染み抜き 前

染み抜き 後

お客様に「だいぶダメージがあるけど、良くなるならもう少し着たいから」と依頼された品物です。

まずウエットクリーニングで汚れを落としましたが、基本的に皮革製品は布の様なしみ抜きが出来ないため、 リカラー加工(革の染色補正)をしました。全体染めをすると”使い込んだ良い味”がなくなる為、あえて完全には補正せず部分染めにし、変色部分やキズを目立たなくしました。

ウールジャケット、大量に付いた血液

染み抜き 前

染み抜き 後

このジャケットの他、対のズボン・綿の厚手コートも血液が大量に付いていたので、一緒に前処理後ウエットクリーニング処理。
シミの他、汗の汚れも一緒に落ち、綺麗サッパリ洗い上がりましたが、生地のハリや光沢は失わず仕上がりました。

綿コーディロイ・ブルゾンの全体的な変退色

染色補正 前

染色補正 前

こちらも保管状況が悪かった(おそらくクローゼットには仕舞わず、部屋に掛けておいた)為に部分的に色剥げを起こしてました。これは、窓から差し込む紫外線や部屋の蛍光灯により、染色が侵され色剥げや色褪せを起す現象だと思われます。

染色補正 後

一般的に、お預かりした時よりクリーニング後の方が汚れなどが取り除かれる事により色の変化が顕著に現れる為、お客様自身が”色剥げ”が起きている事に気づかず店に出した場合、クリーニングが原因で色剥げが起こったと勘違いされる事があります。

今回は広範囲の修正の為、ピースガンで全体的に染色補正をしました。

ウールジャケット、原因不明の脱色

染色補正 前

染色補正 後

お客様自身はお気づきになっていなかった脱色でした。

袖口という箇所から、ご家庭で洗い物をした際に何らかの漂白剤が知らずに付いたものと思われます。

クリーニング後、染色補正で修正しました。

薄いグレーの中に僅かに赤色の混じった複雑な素材で、色を合わすのが難しい品物だった為苦労しました。