年: 2012年
セーターの袖口に付いた、コーヒーの染み。
アンゴラ混のセーターの袖口にコーヒーの染みが付いていました。
だいぶ時間が経っていた様で、「基本染み抜き処理」では変化は有りませんでした。
デリケートな生地の為、生地の状態を確認しながら「漂白処理」を行い、無事にシミを抜くことが出来て良かったです。
何にでも言える事なのですが、コーヒーや紅茶などは染みが付いたばかりならば容易に落とす事が可能ですが、
時間が経ってしまったモノは落としづらい染みとなってしまうので、染みを付けてしまったら早めにお手入れをしてください。
ウールズボンに付いた、接着剤のシミ。
「接着剤」のシミは落とし難いシミの中の1つです。
『接着剤』と一口に言っても、「のり」や「ボンド」、「瞬間接着剤」など色々な種類がありますが、
今回の事例は「瞬間接着剤」のシミでした。
専用の【染み抜き剤】も大量に使用しますし、時間と手間も掛かってしまう難易度の高いシミです。
その為、染み抜き料金もそれなりに掛かってしまうので、シミを付けない様にご注意を!
エルメス(Hermes) フールトゥの染み抜きクリーニング。
エルメス(Hermes) フールトゥの染み抜き、クリーニングの事例です。
最近は、バッグ(革も含む)・靴(ブーツ)などの今まではクリーニングには滅多に出てこなかった、いわゆる『特殊品』と云われる品物の依頼・問い合わせが多くなってきました。
お気に入りで購入した品物、それも高額な商品であっても使用すれば少なからず汚れてきてしまいます。
それが・・・持ち歩くのに抵抗が有る程の汚れ(シミ)が付いた場合はどうしていたでしょうか?
「諦めて、使わない」・・・もしくは、「捨ててしまう」!?
それでは『もったいない!』とお考えの方は、現在に限らず以前から沢山いらっしゃったはずです。
しかし、「クリーニングで綺麗に出来る」なんて事も知らなかったし、
そもそも、「どこに依頼すればいいのか分からない」というのが現状でした。
現在はインターネットの普及で、何でも検索すれば知りたい事が出てきます。
バッグやブーツをクリーニングしてくれるお店だって検索すれば見つかるはずです。
大変便利な世の中になって来たものだと思うと同時に、『物を大切にする』という気持ちを持つ方が以前にも増して多くなってきたから、問い合わせ・クリーニング依頼が増えた要因の様な気がします。
お気に入りのバッグ(カバン)のトラブルでお困りではありませんか?
稲村ドライにご相談ください。
子供ショートパンツの移染しみ抜き。
地元のお祭りのイベント、「総おどり」に参加した時に使用した『 鳴子 』(楽器)の色が落ちてシミになってしまいました。
一生懸命に踊られたのでしょう。
汗で溶けてしまった鳴子の染料が手に付き、知らずにショートパンツに触れてしまいシミになったのだと思います。
色移りの染み抜きは問題なく落とす事が出来ました。
また次回も、衣装が汚れる事など気にせず、精一杯踊ってください。
「総おどり衣装」の汚れ・シミでお困りでしたら当店で綺麗に致します。
タートルセーターのホツレ修理。
今回の事例は、「クリーニング」でも「しみ抜き」でも「染色補正」でもなく、修理の事例を紹介します。
お客様から「セーター襟の付け根部分がホツレてしまっているのだけれど、修理もやっていますか?」とお問い合わせを頂きました。
あまり積極的にセールスはしていないのですが、昔から「修理」や「サイズ直し」「服のリフォーム」などは当店でも承っておりました。
クリーニングをお預かりする際のお品物の点検時に、ヤブレ・ホツレ・穴空き等が有った場合には、お客様に確認をして「お直し」をご提案させて頂いております。
チットしたボタン付け位でしたら無料でお直しもしているのですが、虫くいなどの修理ですと(コチラの事例の様な)“ お手頃の価格 ”をご提案させて頂き、修理も承っております。
今回は目立つ部分ということもあり、お客様と相談して「ニット修理専門店」へ依頼して修理させて頂きました。
お客様のご予算とご希望をお聞きして、最善のお直しをご提案させて頂きますので、
修理のご相談もお気軽にお問い合わせください。
伊達襟に付いたカビの染み抜き。
伊達襟の裏側に「カビ」の染みが点々と付いていました。
おそらく、使用したままお手入れせずに仕舞われてしまったからだと思われます。
今回お預かりした品物は、裏側のみシミが出ていたので染み抜き処理は比較的楽に行えました。
しかし、それが表側にまで出ている様ですと『しみ抜き処理の手間』と『しみ抜き料金』も多く掛かってしまいますので、お手入れはマメになさる事をオススメ致します。
和服関係のトラブルでお困りでしたら、稲村ドライにご相談ください。
婦人ジャケット、汗による脇の色剥げ染色補正での修正。
「ジャケットの脇部分の色が抜けたのですが、直りますか?」と、ご相談を頂きました。
汗をかいた状態で適切な処理、この場合は『水洗い』をしなかった為に、ジャケット脇部分の染色が壊れて色が抜けてしまったものだと思われます。
依頼品は「ウール」と「ポリエステル」の混紡品でしたので、お預かり時には「上手く色が入らない場合もある」旨をご説明致しました。
まずは染色補正の前に、汗の成分等が残っていては上手く色が入らない場合がありますので、全体をウエットクリーニングしました。
そして染色補正へとなりますが、“ 模様 ”の有るジャケットですので、修正は「模様部分」と「地の部分」を分けて2度処理する方法で行いました。
予想した通り、最初はなかなか色が上手く入って行かず苦労しましたが、モノトーンカラーで色合わせが比較的楽でしたので違和感も出ず上手く修正出来たと思います。
お引取りに来られたお客様が品物を確認して一言、「凄い!」「また何か有ったらお願いします」と仰ってくださいました。
そのお言葉がなにより嬉しく、今後の作業へのモチベーションUPに繋がります。
汗による「色剥げ」「変色」で着られなくなってしまった衣類は有りませんか?
諦める前に一度、稲村ドライまでご相談ください。
カルバンクライン(Calvin Klein)日傘の「黄バミ落とし」と「染色補正」の事例。
今回は、カルバンクライン(Calvin Klein)の淡い紫色の日傘に、黄バミの筋が出来てしまった品物の事例です。
ご依頼頂く日傘の中でも濃い色の日傘は、紫外線などにより色が『 退色 』してしまっている物が多く見られますが、
淡い色の日傘の場合は黄色く筋状のシミ、『 変色 』をしている場合が多くあります。
その場合は、変色部分の染み抜き作業を行うわけですが、染み抜きをすれば「元の色」に戻るという訳には行かない事の方が多いです。
「白い日傘」の場合ですと比較的、染み抜きだけで済む場合が多いですが、今回のように淡い色の場合は、染み抜きをした後の地色が抜けている事が多いので、『染色補正』で修正をしなければなりません。
今回はお客様との相談で、「修正が難しい場合は元の色より濃い目の色で修正する事」をご了承頂けましたが、
出来る限り元の状態に戻せたら・・・と、色合わせの難しい淡い紫色でしたが、何とか染色補正で修正する事ができました。
お気に入りの日傘のトラブルでお困りでしたら、ご相談ください。
セーター袖の虫くい穴の修理。
セーター袖の「虫くい」穴の修理の事例です。
温暖化の影響なのか、クリーニング依頼をお受けしたお品物の「虫くい被害」のある衣料が目立ちます。
大体、お客様自身は気づいて無いことが多く、ビックリされる事が多いです。
そこで修理のご提案をさせて頂くのですが、『修理代金』にもビックリさせては申し訳ないので、お手頃価格での修理をご提案させて頂くと、ほとんどのお客様がご依頼して頂けることが多いです。
「虫くい穴」が有るばっかりに着られないなんて、もったいない!
ちょっとした「キズ」 「破れ」 「ホツレ」など、何処へ依頼したら良いか悩んでいる方は、クリーニング店へご相談ください。
お手頃価格でのお直しをご提案させて頂きます。
白ネクタイに付いた食べ物のしみ抜き。諦める前に相談を・・・
お客様からは「シミが落ちないようなら諦めるから、落ちるならやって下さい」という感じでお受けいたしました。
今は格安のネクタイも販売されているので、わざわざクリーニング店へ依頼してまでと考えてしまうのはしょうがないのかも知れません。
それも、そんなに高価なお品物では無い場合などは特にそうなる場合が多く、近年その傾向が増してきているように感じます。
時代の流れなのでしょうか?
『使い捨て』・・・モノによっては便利と感じるものもあるでしょうが、衣類にはその様な風潮は来てほしくないですね。
衣服は「身に着ける物」その上、お気に入りの物を選んで購入したのだから、『 愛着 』というものもあるでしょう。
そのような時代に対抗して、「リサイクル」に代表されるように「もったいない精神」も見直されてきています。
クリーニング店は「もったいない精神」に一番近い業種であり、貢献できる職業であると思います。
諦める前に一度、ご相談ください。