婦人ジャケット、汗による脇の色剥げ染色補正での修正。
2012年9月26日
「ジャケットの脇部分の色が抜けたのですが、直りますか?」と、ご相談を頂きました。
汗をかいた状態で適切な処理、この場合は『水洗い』をしなかった為に、ジャケット脇部分の染色が壊れて色が抜けてしまったものだと思われます。
依頼品は「ウール」と「ポリエステル」の混紡品でしたので、お預かり時には「上手く色が入らない場合もある」旨をご説明致しました。
まずは染色補正の前に、汗の成分等が残っていては上手く色が入らない場合がありますので、全体をウエットクリーニングしました。
そして染色補正へとなりますが、“ 模様 ”の有るジャケットですので、修正は「模様部分」と「地の部分」を分けて2度処理する方法で行いました。
予想した通り、最初はなかなか色が上手く入って行かず苦労しましたが、モノトーンカラーで色合わせが比較的楽でしたので違和感も出ず上手く修正出来たと思います。
お引取りに来られたお客様が品物を確認して一言、「凄い!」「また何か有ったらお願いします」と仰ってくださいました。
そのお言葉がなにより嬉しく、今後の作業へのモチベーションUPに繋がります。
汗による「色剥げ」「変色」で着られなくなってしまった衣類は有りませんか?
諦める前に一度、稲村ドライまでご相談ください。