着物(大島紬)の黄変のシミ抜き。
2014年8月19日
大島紬を保管していたら、袖付け部分に黄変シミが出来てしまったという品物の事例。
画像を見てもらうと分かるように、袖付け部分に沿って変色しているのが分かると思います。
この部分は着物をたたむと外側に出る部分であることから、保管中に何かしらの原因で黄変色してしまったものだと思われます。
黄変した部分の染み抜きを行わなければならないのですが、大島紬のような「先染め」の着物の染み抜きは大変難易度が高く、
普通の洋服のような黄変染み抜き処理のような訳にはいきません。
まずは基本処理を十分に行い、生地の状態を確認しながら慎重に処理していきました。
結果は、生地を傷めることも無く綺麗に処理できたと思います。
着物(和服)のトラブルでお困りの時は、稲村ドライへご相談ください。