子供用の襦袢に浮き出てきた古い染み抜き事例です。
この染みは以前に着用した時に付着していたのですが、目立たなかったのでそのまま保管していたら浮き出てきてしまった染みと思われます。
それも相当、永い間保管していたとお聞きしましたので、古い染みであることは間違い無いでしょう。
襦袢の生地を傷めることの無いように、少しずつ様子を見ながら染み抜きをしていきました。
結構、手間と時間は掛かってしまいましたが、綺麗に出来たと思います。
染みの種類 | 稲村ドライ - Part 11 | ページ 11
子供着物クリーニング、襦袢に付いた古い染み抜き。
「SPICK AND SPAN」ダウンコート 油染みの染み抜き、クリーニング。
こちらはの事例は
「子供を抱いたら、その時に来ていたダウンコートに皮膚科の軟膏が全体に付いてしまったのですが、落ちますか?」と、お電話でのお問い合わせを頂きました。
いつも、お電話でのお問い合わせ時の返答に困っている事として、
「〇〇の染み、落ちますか?」という問いに、
「ハイ!完璧に落とす事が出来ます!!」と、即答出来ないでいる事が多々あることです。
それは自信が無い訳では無く、実際に自分の目で確認しなければ確かな事をお答え出来ないからでございます。
・どの様な素材のお品物に付いたのか?
・素材的にOKでも、付属品等は大丈夫か?
・どの位の量がついたのか?
・そもそも、どんな物質が付着しているのか?
・付着している状態は?どの位時間が経っているのか?
・自分(他店)で処理をしてしまっているのか?
etc・・・
だからいつも「今までの事例から判断して多分、落とす事は出来ると思います」などと、中途半端なお答えしか出来ずに申し訳なく思っております。
今回もその様なお答えしか出来ずにいたにも関わらず、店頭までお持ち頂いたことに感謝申し上げます。
「わざわざ持って行ったのに、断られるかもしれない!?」という不安を抱えながらご来店下さった気持ちにお応えする為に、私の持ち得る技術を精一杯に駆使して綺麗にさせて頂きました。
「不安」や、時には「誤解」を招くようなお答えをしてしまう事も有るかもしれませんが、
ご依頼頂きましたお客様の期待に添えられるように、精一杯の努力をして行きます。
ベビー被布着物クリーニング、古い染み抜き事例。
こちらのベビー被布着物は保管中に浮き出てきた染み抜きのご依頼でした。
いつ頃の染みか分からないが、相当古い染みであることはお預かり時にお伺い致しました。
古い染みということで、生地も弱っている可能性もありますので、少しずつ染み抜き作業を進めて行きました。
結果、生地にもダメージを与えること無く、綺麗に染みを抜くことが出来て良かったです。
MONCLER モンクレール・ダウンコート、クリーニング、撥水加工。新潟/稲村ドライ 染み抜き事例
今や「高級ダウンコート」の代名詞ともなっている MONCLER(モンクレール)ですが、高級な品物だからといって汚れない訳ではありません。
当然、着用すればそれなりに汚れてしまうし、撥水加工の効き目も弱くなってきてしまいます。
高額な品物なので、「お手入れは何処にお願いしようかしら?」となる訳ですが、安心してご依頼出来るお店はご存じですか?
昨年末に『モンクレールジャパン、カスタマーセンターの中西さん』をお招きしての勉強会に参加して来ましたから、当店では自信を持ってお取扱いをさせて頂いております。
今回お預かりしたお品物は、目立った汚れは有りませんでしたが、ワンシーズン着用になったという事でお手入れをさせて頂きました。
この様に、汚れていなくてもこまめにお手入れする事により長くご愛着できることと思います。
一般には「クリーニングすると品物が傷む」とおっしゃる方も居ますが、今回の様に汚れが酷くなければデリケートなお手入れ方法が出来ますし、逆に汚れが酷い場合は汚れを落とす為に強い処理をしなくてはならないので結果、お品物を傷めることに繋がります。
「汚れたらクリーニング」 ~の考えから~ 「着用したらクリーニング」 へ
「コンバース」スニーカー、コーヒーのしみ抜き、クリーニング
「真っ白いスニーカー」は爽やかなイメージがありますね。
しかし・・・そんな真っ白なスニーカーにコーヒーをこぼしてしまったとしたら、かなりショックでしょう。
今回はそんな事例を紹介いたします。
ソールの減り具合から見てもまだ新しいスニーカーの様でした。
コーヒーのシミは落ちにくい染みでしたが、地色が白ということと、シミを付けてから直ぐにご依頼頂けたことで、ほぼ新品の様になりました。
こんなアイテムもクリーニング品の対象となりますので、ご相談ください。
リュック、しみ抜き、クリーニング
「リュックの中に入れておいた弁当箱から、汁がこぼれてシミになってしまったのですが、落ちますか?」という、学生からのお問い合わせでした。
電話では「革っぽい」という話だったのですが、外側は合成皮革で、内貼りは綿のリュック。
前処理しみ抜きをして、ウエット・クリーニングで綺麗になりました。
こぼしてからすぐご依頼頂けたことが良かったです。
大きいぬいぐるみ、クリーニング
こちらは体長110センチもある、大き目の「クマのぬいぐるみ」クリーニングの事例です。
お子さんが可愛がっているお品物ということですが、ぬいぐるみは頻繁に洗うことのない品物なので、結構汚れているものです。
そんなぬいぐるみに抱き付いていると、稀にダニやホコリによりアレルギーを引き起こす恐れがあるかも知れません。
しかし、これだけ大きいと家庭で洗濯することは難しいと思います。
大切な思い出の品物なら尚のこと、綺麗にして気持ち良く安心して抱き付くことが出来るように、お手入れをオススメします。
革ベルト付、綿コート、クリーニング、しみ抜き
ご依頼のコートは、肩・袖・腰・ポケット部分に「革を使用」している品物ということで、特殊品扱いされ、今までクリーニング店へ依頼しても受け付けて貰えなかったという事です。
そんな折、ネットで当店を検索してご依頼くださいました。
「部分的に革を使用」している品物は取扱いの難しい品物が多く、お店によっては断られる事もあるようです。
その為に全体的にくすんだ様に汚れ、衿・袖部分は特に汚れが進み「黄ばみ」が発生していました。
今回は「部分的に付いている革は問題なく洗える」と判断し、『黄ばみ取り・復元加工』をしました。
洗い上がり後も革部分には変化は見られず、全体的に白くサッパリと仕上がりました。
他店で断られた品物も、諦めずにご相談ください。
シルクブラウス 血液のしみ
「シルク・ブラウス」に付いた、血液の染みです。
デリケートな素材ということもあり、慎重に染み抜き処理を致しました。
比較的に新しい血液の染みでしたから良かったのですが、時間が経って”古い血液の染み”となると、途端に「落とすのが難しい染み」に変化してしまいます。
「血液の染み」だけではありませんが、シミを付けたら出来るだけ早めにご依頼くださる様にお願い致します。
それは・・・シミを容易に落とす事が出来るだけでなく、お品物のダメージを最小限に抑えることにもなります。
制服シャツ ゲルインク 家庭洗濯でのトラブル 染み抜き
この事例も家庭洗濯でのトラブルです。
「ゲルインク・ボールペン」がポケットに入っていたのを知らずに「制服のシャツ」を洗濯してしまい、インクが所々に付いてしまいました。
家庭洗濯でのトラブルで多い事例、「ゲルインクの爆発事故」は難しいしみ抜きの一つです。
「普通のボールペンのインク」であれば、ほとんどのシミは落とす事は可能だと思いますが、
これが「ゲルインク」となると全然話は違います!
今回は良く見ると薄く残っているのですが、普通に来ている分には分からない程度にまで落とす事が出来ました。
しかし、付いた品物の素材などによっては落とす事が出来ない場合もございますので、出来ましたら「ゲルインク」のボールペンのシミは極力付けないようにお気をつけください。(^^;